- 2010/06/10 木
- Ustream

◆徹子さんに衝撃
今日、久しぶりに「徹子の部屋」を見たら、映画「ねこタクシー」の宣伝も兼ねてカンニング竹山さんをゲストに迎えての回でした。
昼間っからメインが週刊誌に撮られた浮気の真相ちうのもなかなかですが、後半は壮絶。
その映画の主役の三毛猫がびっくりするくらい大人しいのをいいことに、ネコをぶんぶん振り回すわ、オスと聞くと(三毛猫のオスは実は珍しい)♪ルールルーとエンディングが流れているのに、まだなんとかオチンチンを探し出しカメラに写そうと大奮闘(笑)。
最後は焦りまくった竹山さんが締めの手を振り、徹子さんはまだ低く笑いながらオチンチンをさがしているという壮絶な終わり方。
シュールでしたねえ。
ネコを抱いた途端、まるでスイッチの音が聞こるくらい明らかにテレビのコッチ側を無視しはじめ、ネコのおちんちんを探し出す徹子のストロングスタイルに、見ているコッチ側が「徹子さん、それいらなくない?」とか「ちょっと、もう番組終わるよ?大丈夫?」とかハラハラするというスリリングな番組でした。
多分大きくは「アメトーーク」あたりから、それまでただひたすら長寿でやたらと追悼の回が多い「ただあることで良し」の番組だった「徹子の部屋」は、大御所であり不可解な徹子さんの傍若無人ぶりを鑑賞し、ゲストの微妙な対応力を楽しむ番組として再ブレイクしたような気がいたします。
ここしばらく「テレビはつまらない」と、「最近の若者は使えない」と同じ俯瞰の仕方で十把一絡げにされがちですが、テレビの内容そのものはもとよりテレビと視聴者の関係性、もっと普通に言えば「こんな見方もありまっせ」と提示することで、実はまだまだ面白くなる。そんな事を考えさせられる最近の徹子でございますね。
◆逆襲の革命
前回、ちょこっと書いてそれで終りだったんですけど「2回目はどーでした?」なんてメールをいただいたりもしたので(1人だけですよ)できるだけ。実はあまり気が進まなくて、何日か寝かせていました(笑)。
テレビ視聴者、ネットユーザー双方に強烈なインパクトを残した「革命×テレビ」第一回。
結果、視聴率は3.8%で同時間帯最下位。ネットではタコ殴り状態に。特にTwitterなど見ているとかなり辛辣で、面白いのはやたらと『革命』に絡めたコメントが多いことかな。少し感情的な意見も多いかも。そんなに期待していたのかと、本当にかわいそうにも思います。
そんなこんなで、あっという間の第2回。
まず、前回からはグッとグレードアップ。これは初回を見ないとわからないかとは思いますが、格段に修正してきたことを評価しなければなりません。
まず冒頭に小林麻耶さんより番組の趣旨を改めて説明されました。
この番組「革命×テレビ」は海外を含めて様々な場所からUstreamというインターネットの動画サイトを使って同時多発的に生中継をしていこうという番組なんです。
さらに先週と同じく右上にはコンセプトが。
世界の”今”を伝える革命的生放送です。
と、言葉は勇ましいですがなんとなくですが「別にトンガった番組作りをしようというわけではない」という宣言にも聞こえ、こっち方面の期待を封じたという意味ではこれはこれで良いように思われました。
今回の修正点
1・冒頭、前回人一倍戸惑った(であろう)雨上がり決死隊を中心に、前回をいぢる(しどろ&もどろ)。
2・生中継感の強化
・いちいち現在時刻を言う(ちょっと面白いw)
・LIVEPACKを背負う(カメラマンは別だけど)
3・番組の整理(すごく当たり前)4・Twittterの呼び込みと番組終了後のWEBへの案内(これちゃんとしてました)
以上によって、グッと番組はタイトに。とはいっても前回に比べてってことですが、いっそ前回をプレスタートにして、今回を第一回にしてもいいと思います。
さらにWEBでは前回まで番組が始まるとすべてのチャンネルが停止していましたが、今回は新宿2丁目のチャンネルだけがなぜか放送中も継続に。しかし何故か少しも本放送されず。かわいそすぎ(笑)。
というわけで、各所をキッチリ修正してきた「革命×テレビ」ですが、一方で問題が発生していて、
意外と普通のバラエティで、しかもあんまり面白くない。
大ショック。
◆内容を振り返ってみましょう
スタッフの方々の努力に水をさすのも心苦しく、4行前で1時間ほど再度考えてみたのですが、上記以外の表現が思い浮かびませんでした。てかない。
冒頭の趣旨説明で、あくまで「回線としてUstを使った生中継番組」とちゃんと定義したわけですからそこに不満もないのです。
今回まずテーマが「動物の今」という、あーんまり生っぽくなさそうだなーという。
動物はアルゼンチンから直接人間の手をなめる巨大な熊→イギリスの踊る犬→髭男爵のひぐちくんのうさぎ→再びアルゼンチンで今度はライオン、という流れでした。
各地の中継に、番組内でもおバカペットのエピソードをTwitterで募集。予め待機している有名人のTweetと絡めつつ進行というもの。
それぞれの中継は面白かったり面白くなかったりなんですけど、アルゼンチンの熊に手を突っ込んでるヤツは結構面白くて、「ちゃんとHDで収録したヤツ見たいなあ」と、思ってしまいました。そう思わせては負けですけど!
それ以上に、今回一番、この番組のもったいなさを象徴したのはむしろ面白くない方の中継でして、イギリスの音楽にあわせて踊るという犬。これがまっっっったくデキてない上にダラダラと続くのです。
ここで、じーっと見ていたMC陣。突然、宮迫さんがソワソワしだし小さな声で「俺の声乗せても伝わらへんよね」というような事をつぶやいた直後に、バシっとカメラ目線で「スミスさん、ぜんっぜんオモロないやんけっ!」と、突っ込んだわけでございます。
もちろん「オモロない」ことを表明して拍手!ではなくって突っ込みどころに突っ込んだことが素敵なのです。さらにここでは日本語は通じないよね?という意味なのかもしれませんが、突っ込みたくてもツッコメない、生中継なのにですよ?プロのツッコミならではのイライラと力技が、見事に私たちの気持ちも代弁してくれたようでした。
もともと普通の生中継でもやりとりが上手くいかないことが多いのに、ましてやUstreamではさらにスムーズなやりとりがどうやら難しいように見えておりました。前回からMC陣にフラストレーションを感じている様子でしたから、ここで爆発させたのかもしれませんね。
せっかくの生中継ならではの見せ場を逃したばかりか、ネット的にもチャンスでもあったはずなのです。これは後でちょっと考えましょう。
というかTwitterは時々、いくつかのメッセージががティッカー風に画面の下に表示されるのですが、数少ない紹介のタイミングで小林麻耶は読みそこねてメッセージを流してしまう始末。回転寿司かっ(というか直接ティッカーを読んでいたんだね)。
そんなこんなでありましたが、いつものJNNではなくYahooニュースをiPadごと紹介し、JNNではなく日刊スポーツの中継を入れて(いいんかいな)比較的つつがなく番組は終了しました。
先にもご紹介したように、ちゃんとこの後マル秘中継もアルよ!ってな案内もありました。
◆そしてUstream版はありがたい
なんだかまた、ダラダラと長く残念なことばかりになっていますが良い部分もあります。
ひとつは前回より整ったこと、もうひとつは前回もそうでしたがネットで公開しているUstreamは面白いよ!ってことです。
この「面白い」はテレビ的に面白いではなく、Ustreamらしいダラダラしたゆるい面白さ。
例によって7チャンネルも本放送では完全に持て余してウチ2箇所くらいはまったく地上波で流れてないわけですが(これはいったいどうゆうことなんだろう?)、放送後も中継はつづいていてアルゼンチンでは「婚活」と大きく書かれたTシャツを着たおっさんが楽しく、東武動物公園では全く紹介されなかったレポートがされ、新宿2丁目は放送中からノイジーな店内が映し出されという贅沢な中継です。
コレ単体なら、なんでもありのUstreamの中ではもちろん成立していて、多くの人がありがたがるハズなのに、同じ地上波はコテンパン。このなんとはなしの違和感にいつも切り捨て切れない、なにかを感じてしまうのです。
「しょせんは安上がりに作りたい中継番組なんでしょフフン」と、神様の視線で見下ろすほどにはテレビやラジオが嫌いでない私だからでしょうか。なんなんでしょうね。
そうですね「もったいない」感でしょうか。
◆ネットと仲良くしないともったいない
今回は基本的にネットの良さを発揮できなくても、低予算で中継メインなバラエティ番組として成立していればいいじゃないか。という前提で見てみたのですが(で、まあこういうことなのですが)、なんかいろんなことがうまくかみ合わないカンジです。
それは前記にもあるように、せっかくの生なのに中継先とスタジオのやりとりが面白くならないことに象徴的。
なんだかネットを活用するはずが、むしろスタジオと中継先、さらにテレビのこちら側と向こう側がまったくうまく行き来できず居心地を悪くしているという難しさです。
ここでひとつの見方なのですが。
たしかに前に書いたように今回は「あんまり面白くな」かった。特に今回は「踊る犬」がつまらなかった。
でも宮迫さんが「オモロないやんけ」と突っ込むことで成立するわけです。同時にネットユーザーもこういうツッコミは大好き。ネットでは完成度が高いより、隙のある内容のコンテンツは好まれると個人的には思います。
「意外と普通のバラエティで、しかもあんまり面白くない。」
と、私思いましたのもそういう意味も含まれていますね。そういや。いやもしかしたら私だけなのか?
みんなで「つまんない」と言いたい。「踊る犬」つっまんねーよとみんなと言いたい。だって、テレビみながら無責任なTweetしてると無性に楽しいから。
そういう部分を番組に取り込むことはムリなんだろうか。と思います。あるいは積極的にテレビを見ながらツッコめと煽る番組作りは不可能なんだろうか。と思います。
その先に視聴者自身が参加することも、視聴者からの情報提供をすくい上げることも(上等なタイムライン読みが必要ですが)あるように思うんですが。
だからと言って、全部すくい上げると「根本的に番組企画自体が・・・」とか「ネットの優秀な俺っちはテレビごときに・・・(そんなヤツあんまいないか)」とかションボリするばっかりの意見まで混じってきますので、選ぶとして出したり引っ込めたりせず常時、テレビ画面にタイムラインが流れていればいい。
この番組が得意の「既存の番組要素の置換え」で言えば、ちょっと懐かしのテレゴングの代わりにタイムラインを流してくれて、「それお前ら感想をいいやがれ」と煽って適当に拾ってくれればいい。
例えばそんな風に取り込んではくれないのでしょうかね。そうすれば、欠陥があることは欠陥ではないはずなのです。
そして一番もったいないのは、この番組がテレビとネットの組み合わせはソンというキャンペーンになりゃしないかということでありますね(なんだか伊集院光さんが同じことを言っていたそうです)。実際はそうじゃないと思いますし。
もうしばらく見てみよう。うんうん(深く頷く)。
◆再び徹子の部屋に戻る
で、また徹子の部屋の今回の面白さに思いを馳せるわけです。
なぜ、あんなにハラハラしながら見たのだろうかと思うのですね。生放送でも無いのに。
それは、「徹子は結構ヤバいよ」という予備知識であり、「徹子の部屋はヤバいところも見せるよ」という予備知識があればこそ、何かが起こる悪い予感をビンビンに振りまいているせいなのでしょう。
そういう意味では生放送も収録も関係ないのです。なぜなら収録番組は「見たいところを編集される」と思うからハプニングが期待しにくいわけですから。「徹子の部屋」は見せる!という信頼感(?)があるからです。
でも、ハッと気がつく。「徹子の部屋」はもともとそんな風に楽しむものではない(笑)。
どこかでそういう楽しみ方を覚えたおかげで、そんな楽しみ方になっており、しかもその楽しみ方が広がったおかげで当の「徹子の部屋」自体もビミョーにそっち側のニーズに応えている。
楽しみ方を提示することで、視点を与えることで番組は新たな魅力に輝き、番組と視聴者の新たな信頼感が築かれることでまた転がり始める。ということかもしれません。
もっとも徹子の部屋は普通に見ても面白いのでしょうけれども、楽しみ方の提示だけでも同じものも別の楽しみ方ができるってことで。
そこまでして楽しみたくねーよって?まあ・・・それはそうかも知れませんが。もったいないでしょ。
(やっぱ長くなった・・・すみません)
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- 徹子と革命テレビ 第2回 #kakutv from HOLLOWDAY - Podcast "Bonchicast" ちんのけものみち。