- 2005/10/15 土
- ポッドキャストをつくる > Audacity
さて、Audacityの解説を再開しましょうか。
そういえば、日本でのポッドキャストの草分け「...My cup of tea...」のポトフさんがポッドキャスト・ガイドで音声でのAudacityの説明をしていましたよ。なにしろヘビーユーザーさんですからお役に立つことウケアイです。
さて今日は音声の修正からBGMをかぶせるまで、いけるかな〜。
ここからは実は正しいかどうか自信はありません。正しい使い方があったら教えてくださいねえ。というわけで、私の使い方を書いていこうと思います。今回はかなり長いので、ゆっくりチャレンジしてみてください。では行きましょう。
今回最初に活躍するツールは 「選択ツール」。おそらく一番活躍するツールです。しっかり使いこなしましょう。
■選択ツールで余分な部分を削る
細かな編集作業はあまりしなくても、「咳をした」とか「沈黙が長い」、あるいは「話が長いので削りたい」なんてことは多いでしょう。まずは一部分を削除する方法です。
1・上の赤部分「選択ツール」をクリックします。
2・再生して気になる部分を拡大します。虫眼鏡ボタンか前回のショートカットキーを覚えてますか?波形を拡大すると大体ここらへんかなーと分かります。
3・削除したい範囲をマウスでドラッグです。その部分の色が変わります。
さてこの段階で
再生してみましょう。選択した範囲内だけ再生して止まります。思い通りでしたか?
4・もうちょっと前からだったとか、もうちょっと後ろまでだったな〜。という場合は修正したい範囲のフチにカーソルを持っていくとカーソルが「指先」に変わります。そこでドラッグ(クリックしてひっぱる)して範囲を修正できます。
5・「削除」します。
「編集」→「削除」で削除します。ここのショートカットは「Ctrl」+「K」ですが、「Deleteキー」でもサクっと削除できちゃいます。

再生してみましょう。綺麗に削除されています。
■余談ですが応用編の一部(とばしてもOK)
この「選択」ツールで選択した範囲は色々と使い方がありますのでカンタンに説明しておきます。
例えば選択したまま
この虫眼鏡をクリックすると、選択範囲だけをいっぱいに拡大表示します。細かい修正に便利。
また右上の「編集」メニュー内の効果もすべて範囲内に適用できます。
めんどくさいモノは後回しにして「カット」「コピー」「ペースト」などはわかりますね。例えば「カット」ですと、選択範囲をカットして、挿入したい部分をクリックして「ペースト」すると選択範囲の音声が割り込みます。
話の一部だけを後ろにやったり、前に移動したりなんかできます。
「トリム」はその部分だけ残して後を消します。一部分だけ残してその部分だけ書き出したり編集のパーツとして使用する場合などに使います。
「無音」だと選択範囲が空白になります。
とにかくこの「選択」が編集で一番使うツールですからよく覚えておきましょう。
■いよいよBGMをかぶせてみましょう。
さて、いよいよBGMを被せます。マルチトラック編集ではココが一番やりたいことなのかもですね。

こういう風にする手順です。
まずは音楽のファイルをドラッグ&ドロップで追加しましょう。音楽は著作権的に問題ないモノを使用しないといけません。つまり市販のメジャーアーティストは全部ダメです。
過去にもBonchicastで紹介した「ポッドキャストミュージック」のポッドセーフな素晴らしい自由な音楽や「クリエイティブコモンズ」などを使用するのもいいでしょう。その際はそれぞれ「使用条件」がありますので必ずそれを読んでその条件を守りましょう。
素晴らしい音楽を無料で提供してくれる以上安いものですし、もっともっとアーティストが増えるためにもユーザーが適当にやっては提供するはずがないですからね。そこんとこヨロシク。
もうひとつ「ループ素材」を使うという手もあります。ポッドキャストではこちらの方が多いようです。
■ループ音源の使い方(とばしてもOK)
「ループ音源」なんて聞いたことがあるでしょう?簡単に言えば超短い音楽です。ワンフレーズや小節単位の短い音源のことです。主にそれらを組み合わせて音楽をつくったりもしますし、最近ではよくFlashのBGMでも使われてますね。
単純にこれを繰り返しバックに流してもなかなかいい感じになります。例えばこのBonchicastのジングルやDogcastのジングルも「ループ音源」をお借りして使用しています。
検索サイトで「Loop素材」なんて検索をかければ無数のサイトで提供しています。こちらも条件を読んでおきましょう。またMacなら「Garageband」には最初から多数のサンプル素材(ループ素材)がありますのでこれを使うのが一番手軽ですね。
手に入れたら素材をドラッグ&ドロップで追加します。
見ての通り短いっす。これを繰り返し再生させるには、まずどこか空いてる部分をまずクリック。全体を選択した状態にします(波形の選択部分の色が変わります)。
メニューの「効果」→「リピート」を選択します。
ここで次のウィンドウが開きます。ここで「何回繰り返すか」指定をします。

ループした回数で今どれくらいの長さになっているかは「新しい選択範囲」で確認できます。
トークの長さより長くなるように設定します。
やってみて短かったら、即「Ctrl」+「Z」でやり直しです。
これは大事。そのままもう一回リピートすると今度は繰り返した全体を繰り返すので、とんでもなく長くなります(まあやり直して直前に戻せばいいのですけど)。長すぎても後で余分な部分は削除しちゃえばいいので思い切って長く。
まあ、なんどか繰り返してみるとすぐできるようになりますから大丈夫。
長さが決まったら、「プロジェクトファイル」→「簡易合成」で繰り返しているトラックを一本のトラックにします。今の段階ではしてもしなくても一緒ですが、この後の編集で違ってくるんですね。
■何はなくともトークの音量調整
さて音楽も大丈夫。
なにはなくともやらなきゃいけないのはトークのボリューム調整です。BGMなんて聞こえなくてもいいのです。トークが聞き取れないとね。
右の画像の「Solo」をクリックすると、他のトラック(今回は音楽)がミュート(無音)されます。トークだけを聞くことができるのですね。ちなみのその左の「Mute」は逆にそのトラックだけがミュートされます。
日本語だと文字が化けていますから同じ場所のボタンがそうだと思ってくださ。ドントルック、フィール(意味はない)。
実際に
で再生しながら音量をちょうどいいバランスで調整しましょう。後でトラックの波形でも調整できますが、まずはここで大体の音量をレベルメーターを見ながら決めます。
次に音楽の方も出だしの音量を大体決めておくといいでしょう。
■エンベロープツールでいよいよ音量を調整
色々話を聞いているとどーもこの音量の編集でわっけわからんと言う人が多いようです。私もそうだったんですけど。すっごいカンタンなんですが逆にイライラするポイントもあってですね。イマイチ操作が飲み込めずというカンジ。でも大丈夫。私が失敗をふまえて分かりやすく説明するのにがんばってみようじゃないですか。
まずは今から説明する流れを説明つき動画にしました。見てもらった方がきっと早いでしょう。
エンベロープツールの使い方(動画)
※FlashPlayerが必要です。
最初に各部を理解しましょう。
ツールはこれ。先ほどから言っている「エンベロープツール」です。これで音量を変化したいポイントを操作します。
次に手順ですがこのカーソルでポイントをドラッグして音量を変化させます。
白い点々が分かりますか?今は3列の点々があります。これを「コントロールポイント」といいます。編集点なのですが要は「仕切り」だと思ってください。
このポイントから次のポイントの間までに変化を加えます。次のポイントがない場合は最後までです。
このポイントの上をカーソルでクリックして(白いポイントが青に変わるのでわかります)引っ張る(ドラッグ)すると音量が変化します。
下に引っ張るとこんなカンジ。
このコントロールポイントを作るにはポイントの無い場所をクリックするとできます。
だから作業中、音量を変えるつもりで何もない場所をクリックしてしまってうっかりやたらとポイントができてしまうのですね。
例えば左の真ん中の図だと、トークが始まった所で下げたのにまた段々音量がアップしてしまいます。
このポイントを削除する方法は、
削除したいポイントをクリックしてそのままズルズルとトラックの外に放り出せば消えます。
すると左のようにその後ろにはポイントがないので最後まで下がったまま一定の音量になるのですね。
とにかくポイントの上をクリックしてドラッグ。これをよく覚えてください。間違ってポイントできちゃったら削除。ポイントの無いところをクリックするとポイントできちゃいますよ。
これができれば、一通りの作業が完成します。やってみてください。
さて、一回聞いてみましょう。ちゃんとDJっぽくなってますか?
■補足:BGMの音量は?
BGMつき音声を作ると必ず一度は悩むのは「BGMの音量がうまく決まらない」というものですね。
うまくいったと思ってファイルを作ってみると大きすぎるなあとか小さすぎるなあとか。ありますね?
スピーカーとヘッドフォンでは聞こえ方が違うし、mp3ファイルに変換するとまた違うものです。ダンス物とロック、アコースティックで聞こえ方も違いますし。これってやってみて段々慣れるしかないですね。
ただ色々やってみて経験でコツをちょっと書くと
- 無難なのはインスト。
- 自分が思うより低めに調整する。
です。で、大事なのは「BGMって実は作る側が嬉しいだけで聞く方はなんならいらない」ということを、キモに命じておくと良いですよ。
BGMが入ってると格好良さげに聞こえますが、うるさくて肝心のトークが聞こえないのでは聞く方もウンザリです(ネットラジオでよく怒られます)。また音楽が好きな方が失敗しがちなのは選び抜いたBGMなのでちょっとでも聞いてもらおうとツイツイ大きくしてしまうパターン(私ですけど)。
ということで迷った場合は迷わずに小さくするのがオススメ。別に聞こえなくても聞いてる方ってあーんまり気にならないものです。何回かやってみて慣れたら微妙なバランスにチャレンジするといいでしょう。
またボーカルモノも同じ理由で難しい素材です。特に日本語だと音量は小さくてもどうしても耳が行ってしまってトークが聞き分けにくくなります。ということでインストがオススメです。できればループみたいな単調な方がBGMには向いていますね。
とにかく数こなせば大丈夫。そこで悩むよりボンボンアップして数こなしましょうね。
- Newer: 気になる記事
- Older: ビデオキャストマシンとしてのG5iMac
Comments:0
Trackback:1
- TrackBack URL for this entry
- http://tin.hippy.jp/airbonchi/podcast/sb.cgi/166
- Listed below are links to weblogs that reference
- 最強のフリー編集ソフト「Audacity」その3 -編集するぞ- from HOLLOWDAY - Podcast "Bonchicast" ちんのけものみち。
- PodCastをはじめてみたい from 我的空間 2005/11/26 19:08
- PodCastが音楽と同じくらい必須アイテムになっている私ですがいつかは自分が配信したいともくろんでいたりしますそこで早速検索Bonchicast ?ポッド...