- 2005/10/21 金
- ポッドキャストをつくる > Audacity
さてAudacity、色々いじって楽しんでみてますか?
SoundEngine Freeから色々と試しているアナタでしたらもう存分に使いこなしてるかも?この解説もあと2回くらいで終了させたいと思います。えーっと。思ったよか大変なので飽きました(こらこら)。
前回まででほとんど山場は超えちゃいました。あとはエコーだピッチ変化だと色々試してみれば大丈夫なんですが、今回は中でも大切な「効果」について説明をしておきます。
「ノイズの除去」と「フェードイン・フェードアウト」を中心に説明します。
「ノイズの除去」はよくポッドキャストなどを聞いていると(まあ自分の含めてすけど)「サー」とか「ジー」とか声のバックに入っているノイズなどを除去するもの。「フェードイン・フェードアウト」は音楽の途中で段々音量を小さくして終わったり、逆に少しづつ音が入ってきたりするもの。こちらはラジオなどでもおなじみですね。
今回使うツールはコレ、「選択」ツールです。
範囲を「選択」して「効果」からメニューを選ぶ。まずこれを前提で説明しますです。
これでアナタ、バッチリですよ。じゃあ行きましょうか。
■ノイズの原因
この場合の「ノイズ」というのは背後で聞こえる「電車の音」とか「工事の音」とか「つけっぱなしのテレビ」とかではありません。消しなさいテレビ。
主に「サーーっ」というノイズや「ザーー」とか「ジーーっ」というようなノイズを除去します。いろんなポッドキャストを聞いていると、まあ一番は自分のポッドキャストで聞かれますが(最低)声の後ろでこの手の音が気になったりします。色んなノイズがありますね。
電気的なノイズの場合は周辺機器を整理したりすると収まったりする場合もあります。興味のある方は「 ポッドキャストをつくろう -4:ちょっと補足-」の回で良さげに聞こえる録音のコツと一緒に書いてますのでみてみてください。
電気的なノイズ以外のほとんどの「サー」というノイズの原因はマイクの性能より「声が小さいこと」「PCの動作音」と「窓を開けて録音する」場合が多いよう。やはり、声が小さいとマイクの音量を上げるのでノイズも一緒に大きくなっちゃいますしね。まあ気にしないのが一番です。
それでもやっぱり気になるって場合はコレを試してみましょう。ただし過度な期待は禁物です。
■実際に聞いてみよう
サンプルを用意しました。特にこういったノイズ(サーっ)に効果的ってことで小声の王様「パウエル朝刊(自分です)」より。
ヘッドフォンで大きめの方がよくわかるかもしれません。
オリジナル音声(27秒)
ノイズ除去後(27秒)
実際の放送ではノイズ除去しないで放送したのですが(めんどくさかったのです)Audacityの効果がよく出ている方です。

■ノイズの除去
具体的な作業の手順を説明します。
1・選択ツールで全体を選択します。
覚えてますか?実は数秒分選択すれば良いのですがめんどうなので全体にしておきます。
2・一番上のメニューから「効果」→「ノイズの除去」を選択します。
左の設定画面が開きます。
3・「ステップ1」の「ノイズプロファイルの取得」をクリックします。
一旦、この画面が閉じてAudacityが全体のノイズを分析します。終わったら、
4・もう一回「効果」→「ノイズの除去」を選択します。
ここで「ステップ2」で効果の度合いを選ぶのですが、「一番最小の『以下』にしておいてください」。
「プレビュー」で実際どれくらいの効果がかかるか(ただしほんの一瞬でイマイチ)試し聞きできるのですが、最小以上ではあまり使い物になりません。説明は後で。
5・「ノイズの除去」をクリック。
以上で処理が始まります。これだけです。カンタン。
「最小」にしか使えないという理由は、実際試してみればわかるのですが(Ctr+Zで戻せばいいわけですし)、ノイズ除去は強力ですが音声自体も変わります。
特に小声で話している場合などは目立ってエフェクトがかかったような金属的な音に変わって余計気になったりもします。というわけで上のサンプルはそれが比較的目立たないので良い効果と言ったのですね。
最小より右にずらしていくと真ん中あたりでほとんど言葉が判別できないくらい変わります。おもしろいのでやってみても良いですね。
ということで、私自身はあーんまり使わないノイズの除去です。できるだけ大きい声で録音すれば相対的にノイズは小さくなるので、除去しなくてもまあ許容範囲かな〜ってカンジです。色々試して気に入ったら使ってみてください。
■フェードイン・アウト
SoundEngine Freeなどを覚えたアナタなら「効果」については特に説明不要だと思っています。SEFとはまた違う多彩なエフェクトもありますから遊んでみてください。
ここでは一番よく使う「フェードイン・フェードアウト」を代表的に説明します。
例えば、ループなどで以前「長めにループさせましょう」みたいなことを書きましたが、最終そのお尻の部分を適当に削除して最後はフェードアウトで小さくしていって終了。なんて時に使います。
左の上がトーク、下が音楽です。
トークが終わってから音楽のボリュームをあげているのがわかりますね?
1・下の濃いグレーの部分を選択ツールで選択しています。
2・ここで「効果」→「フェードアウト」を選びます。
3・あっという間にお尻の部分を絞っていきます。
いつものように、選択部分が長ければゆっくり、短ければ急激に音量は下がっていきます。カンタンですね。
「フェードイン」はこの逆ですが、操作は同じです。
「効果」→「フェードイン」を選んでください。
これで一通りDJっぽく仕上がりますよ(いや、そんな風な気がするわけですね)。
■このほかの効果
応用編ですがこのようなこともできます。
音楽→「皆さんコンニチハ。今日もよろしくー」→音楽→「それでは今日の話題は・・・」
のように最初から最後まで喋って後でトークの途中に音楽のボリュームをあげる。なんてラジオではよくありますが、そのような場合は「分割」を使うとカンタンです。
トークを後で大幅に修正したり、他のトークとつないだりするときにも重宝する機能です。
「分割」は「効果」のメニューの中にはありません。
「複製」「無音の挿入」などは「カット」や「ペースト」と同じく「編集」のメニューの中にあります。
右の図のように、分割したい範囲を「選択ツール」で選択して「分割」をすると真ん中の図のように、その範囲だけ新しい別のトラックに移動します。
あとは
ツールで自由に適当な場所に移動させて、音楽をその部分だけ音量を上げれば良いのです(一番下)。
もうひとつの方法もあります。
「無音」という編集メニューで適当な場所に無音部分を追加して、余分な部分を削除したり、さらに「「無音」を追加してその間を音楽の音量を上げても同じです。
これは無音を挿入したい部分をクリックして、「編集」→「無音」です。
このほかにも様々な「編集」メニューや「効果」のメニューがあります。
エコーやディレイ、ボイスブログ君がすぐにできちゃうピッチコントロールやテンポチェンジなんて楽しいエフェクトも、プロ顔負けのエフェクターやサウンドコントロールまで異常に充実してるのがAudacityです。
ここまで説明した操作方法と応用で、いろいろ試して遊んでしまいましょう。ここから先は皆さんがそーやって覚えた方がずっと楽しいですからね。
「効果」などについてはまたいずれ改めてご紹介することにしましょう。
さて、次回はいよいよフィナーレ(のつもり)。書き出しなど「設定」を最後に説明します。
これも今まで色んなソフトで覚えたことのバリエーションですから、まあ、カンタンですよね。
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