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Madeleine Peyroux / Bare Bones

Madeleine Peyroux - Bare Bones嘘みたいな天気の良い日。というのがある。

 季節なら秋から春の間。時間なら昼の2時くらいから4時くらいが多い。
夏はあまりない。夏の空は意外と真っ青な日は少ないような気がする。ガスが多いせいでしょか。

部屋の中から外を見たときにそんな気分になることが多い。
まるで現実感がないように空がぺったりと青く、向かいのマンションの薄汚れた白とテラコッタカラーのコントラストに良く映える。

開け放した窓からは少し冷たい空気が流れ込んでいて、気持ち悪いくらい静か。 まるでエコーでもかかっているかのように遠くから近所の小学校から子供達の声がかすかに届く。

外があまりに明るいから部屋の中は、当然のように暗い。
まるきり現実感に乏しい天気の良い昼下がり。

キーボードから手を離して、ふっと横を向くと絵のようなそんな風景に言葉では表現できない、何とも言えない気分になる。うん。 それはよくなる。

Madeleine Peyroux の「Bare Bones」はそういう気分のアルバム。

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Hollywood, Mon Amour

510IEBm9RbL._SL160_ カバーソングというのに目がない。

音楽好きであれば、オリジナルにあたるべし。カバーなんかにうつつを抜かすヤツあシロートだ。 という空気が昔はあったけれど好きなものはしょうがない。

実際、そういう人は多いらしく、最近は腐るほど(腐ってるのもあるほど)いっぱい出ていていつしか追いかけるのをあきらめたほど。

カバーバージョン好きに火をつけたのは、遠い遠い昔、アズテックカメラというネオアコースティック系デュオの「Jump」 を聞いてから。

浮かれる80年代のテーマソングのように、ハードで明るくひたすら躁病のようなロックを、 アルペジオで情感たっぷりにただ美しくカバーしたその曲は、ハードロックそのものの原曲が実は美しいメロディであったことを再認識させ、 それってハードロック的には女なんか興味ねえよとマッチョを気取っているくせに、 実は無造作なヘアスタイルを作るのに毎朝30分以上鏡の前にいるんですね?的な(長い)最悪の皮肉にも聞こえ、 何重にも驚きを与えてくれたなあ。

一方で敬愛して止まない、ポップスの神様(にして時々クズ)トッドラングレンはアルバム「Faithful」 でビートルズやヤードバーズなどの名曲を、一切いじらず徹底的に完コピをするという(しかもアルバムの半分だけという半端な形で)、 つまらないアレンジや批評性が格好悪いと(言われているような気がする)幾重にもなぞめいたカバーを披露してくれた。カバーは深い。 と、 思う。

こんなすばらしいカバーに出会うと自分はひたすら戸惑ってしまう。
「で、結局好きなの?嫌いなの?」

Hollywood Mon Amourは、80年代、90年代前後の映画のテーマソングをカバーするユニットのアルバム。

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Gangway/Quiet Edit +(and Sitting in the Park)

gangway不思議な力のある音楽は聴いているだけで、人を寄せる。ことがあるかもしんないと思う。

ここ数日、段ボールの中から発掘したGangwayの「Quiet Edit +」ばっかり聴いている。

とうの昔に解散したデンマークのギターポップ~エレクトロポップのグループ。 これは1992年に3000枚限定のふれこみで販売された日本編集盤だったはず。シリアルが打ってあってこれは1629番だった。

これ以前のものはLPでしかもってないから今は聴けない。他にもCDは何枚か残っているハズなんだけれどもう一枚以外見つからない。 もしかしたら、数年前に処分した中に入っていたのかもしれない。

ビートルズ直系の滅茶苦茶分かりやすくて綺麗なメロディラインとアラン・ジェンセンの甘いボーカルが特徴。 ただ音作りに関してはネオアコースティックそのものの前半、どんどんエレクトロ化していく後半でかなり違うのも特徴。

いつも思った。CMに使えばすぐにでもヒットするのに・・・
コンパクトでギュッとハートを捕まれるポップス。そんなイメージ。

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Runt: The Ballad of Todd Rundgren(1971)

Runt -The Ballad Of Todd Rundgren何かの折りにつけ、 若い頃には圧倒的に自信があったことが実は単なる勘違いと気づいてひどく落ち込む時がある。

自分には才能に満ちあふれていると思いこんでいて、実際のところそんな才能なんて実は無かったことに気づくことも。あるいは、 それはいったいナンの才能だったかさえわかってなかったことに、今頃気づいて愕然とすることもある。

ネットラジオを始めたひとつのきっかけは、いつも頭の中で絶賛放送中だった「トッドラングレン特集」 を実際にやりたいというものだった。

トッドラングレンは才能の人だ。

天才的メロディーメイカー、白人では傑出したソウルフルなシンガー、ホール&オーツからザ・バンド、XTCなどの名プロデューサー、 フランクザッパさながらにマッドなロックンローラー、いち早くインタラクティブやネットの可能性に取り組むプロフェッサー・・・

僕はトッドラングレンはメロディメイカー、シンガーソングライターとしてのトッドに惚れ込んでいて、 AirBonchiのふじふじとはよく言い合いになる。彼曰く「トッドが100のガラクタの中で、偶然のように時折名曲が生まれる」。 彼はそんなガラクタ=アバンギャルドなトッドが大好きなのだった。

確かにその通り。
だけども、真のメロディメイカーは必ずその才能から逃げ出そうとする。と、常々思う。ポールマッカートニーしかり、ニールヤングしかり、 桑田佳祐しかり・・・ポップであることを嫌って色々なことに手を出して迷走するものだ。

そんな風だから愛せるとも言えるのだと思うし、そういう頭がちょっとおかしい人が誰よりも大好きでもある。

トッドラングレンの初期「Runt」名義で出したアルバム「ラント:ザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン (Runt - The Ballad Of Todd Rundgren)」は、僕が一番よく聴いたアルバム。

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Steve McQueen: Legacy Edition/Prefab Sprout

スティーヴ・マックイーンまるでコレクター癖がない私が、唯一気が違ったように集めていたのがプレファブ・スプラウトの作品。 プリファブスプラウトか?どっちでも良いけれど。

オリジナルアルバムは7枚、ベストアルバムが各種で3作品。なのだけども、シングルやレア音源や12インチ、ビデオ、海賊版・・・

すべてをやめて福岡に帰ろう。と決めた日に一番最初に処分しようとしたのがこのコレクションだったくらいなので、ある意味「すべて」 だったのかも。また、処分したのにさっぱり高く売れず、余計に悔しかった思い出がある。

とっても分かりやすくPOPで美しいのに、周囲の人間に勧めてもあーんまり良い反応がないのもこのグループ。

1984年にデビューして、今では中心人物のパディ・マクアルーンのソロプロジェクトとして存続している。 ようなのだけど2001年以来音沙汰はない。

で、最近思い立ってまた買い直そうとして手に入れたのが「Steve McQueen」。彼らの2枚目にして大ヒットアルバム。 中古にしてはエラく高いと思ったら、これレガシーエディションというコレクターズアイテムだった。

リマスターされた楽曲はビックリするくらい瑞々しくて、パディの凛としたボーカルが際だっていた。それ以上に、 驚いたのはこのレガシーエディションはもう1枚ついていて、 これがパディマクアルーン自身がアコースティックにセルフカバーしたものだったのだった。 2007年の発売なのでこれが最新ということになる。

これがまた。良かった。
だけど、思い入れがない人にどう聞こえるかわからないのだけど、自分にはどうして良いのかわからないくらいしょっぱい味がするのだった。

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