2004年08月19日
夏のテノールコレクション
ちょとカラダ壊したりしてアレだったんですがどれだよ。
相変わらずテノール野村のその後についてのリクエストがおおございます。
彼がダイエーでマンゴープリンばっか買っていたのを発見した。と、ここまでお話をいたしましたな。その後のハナシです。
それから数日間。私はテノールにその事を告げよう。勇気を持って一ファンとしてテノールを見かけたことをカミングアウトしようじゃないかと(ゲイかよ)割合頻繁に通っていたのですが、さっぱり彼の姿を見かけなくなってしまったのです。
左門豊作と3大テノールの声をもつコーディネイト販売の鬼、テノール野村。
彼の居ないコンビニの寂しい事よ。
無機質で機能的なコンビニエンスストアを華麗なエンターテイメントワールドへと誘う、次世代コンビニの試金石とも言えるあの人はいずこ。
まあわざと引き伸ばしてますが(なんだよ)私、実はそのころからタバコを止められたりして行く機会が減った。とそれが真実です。じゃあはよ書かんかとエエその通りです。
ところが、ある日ふらっと真っ昼間に入るといるわけですよ。
どうやらシフトが変わったのかなんなのか、夜の帝王と呼ばれた(ちなみに全部私が呼んでいます)彼がお昼にライブアンダーザスカイ!
その時間帯コンビニは暇な時間帯なのかお客さんそんなにいなかったのですが、入った瞬間の彼はなんかお弁当コーナーの脇で入り口からちょうど見えるように横を向いて物憂げにじっとおにぎりを見つめていました。
それもなんとも切ない風情ですよ。お母さんにしかられて公園のブランコの前でうつむいてたたずんでいるような背中に夕日が射しているようなそんな切ないカンジで手に持ったおにぎりを悲しそうにじーーーーーっと立っているんですよ。不可解だ。なにがそんなに悲しいか。
とりあえずジュースとポテチを(大学生かよ)買ってすーっとレジに近づくと、まだおにぎりを見ていたテノールは、ハッと我に返りなんか唐突の100ワットの営業スマイルで小首。このカブキばりの見栄が彼の魅力です。今回発見したのですが彼の営業スマイルは、まいうーの石塚にそっくりです。また新しい発見をしてしまった!
「お待たせをいたしましたー」っと、今にもアラレちゃんの(古)キーンみたいなポーズをぐっと押さえた様子でレジに入セットアップ。
「あのう」と私。「フィリップモリスのー」と止められているのでどしよっかなーとか思いつつ言うと、彼はすかさず、
「おふたつ・でよろしいですか?(三本 指&小首)」
(今、気がつきましたが「おふたつ」なのに指は確かに3本でした!見過ごしていたわ(←バカ))
感動。彼は私を覚えてくれて居るではないですか。さすがコンビニのコンシェルジュ(ギャルソンじゃねーのかよ)、お得意様の好みを万全に把握しているのです。至福です。私はさりげなく最上級の接客を受けているとひしひしと実感致しました。迷わずハキハキと「ハイっ」と答えました(答えてどーする)。
「私は上顧客」意識がそうさせたのでしょうか。あんまり店員さんに声をかけたりはしない方なんですが私は彼に
「おにぎりみつめてましたね」
と、さりげなく尋ねてみました。
するとレジをピピっと優雅に打っている彼は、急に営業スマイルをやめ
「え?賞味期限切れを・・・」
と、急に歯切れ悪くノンスマイル&ノン小首で答えるのです。
ああああなんかキゲンを損ねたっ!(謎)
おにぎりと彼の立ち入ってはならない関係にショックを受けました。何故にあんなに世界の不幸を一心にしょったような顔で賞味期限切れだったのか。どこにスイッチがあるテノールよ。ローレライの微笑みのように不可解さで俺を惑わすのか。
すると、その一瞬で彼は再び笑顔を取り戻し「890円でございますねっ」と、リターンオブ小首。ホッと安堵する私(なんかこっちの方が気を遣ってる気も)。
今日はちょっと日が悪かった。彼の意外な一面をかいま見たのは私が、少し天狗になっていたのでしょう(なんでそこまで反省せにゃならんのか)。
少し気落ちして去ろうとすると、どうも彼(のでかい顔)が私の顔をじっと見ているのです。いや、そういう気がしたのです。
なんか言った方が良いのかな。
「そういえば、この前ダイエーでみましたよ」と、言いました。
すると彼は営業スマイルをまたやめ、陰鬱な顔で
「ダイエーでですか・・・」とまた歯切れ悪く。
ああああああまた踏んだのかっ!(女子高生のようにうつろい安い私)
ショック、ショックですオウンゴールです(なんだそら)。
しかし彼はすぐまた目がつぶれるほどの営業スマイルに戻り、
「いやあ、オフの時に見られるのはなんだか恥ずかしいですね?」と小首で返してきました。
ああ、彼にとってレジカウンターはステージ。オフステージの姿を見られるのがヤなのだなとやっと理解したのです。ヨン様どころの話じゃねーよコンビニの従業員ですが。
エンターテイメントの世界の厳しさを思い知った一日でありました(なんでだっつの)。
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