2005年05月16日

イノシシの恐怖

イノシシ系という人がいます。てか例によって私命名なので誰も知らないわけですが(またかよ)。

簡単に言えば「思いこんだら一本道よ。相手が悪いの一点張りでとりつくシマのないストレートなナイスガイ(ナイスじゃねーな)」 ということになりましょうか。

アンタが悪いアンタが悪いアンタが悪いアンタが悪いぶももももぉーどどどどどどどっパカランパカランパカランパカランッ (キャラが統一できてません)

と突進してきて「おめーも悪いだろうが」というと、

私は悪くない(けろろろーん)

澄んだ目で一言返してどどどどどどどっと突進してきます。 後一歩がんばれば立派なストーカーになれそうなタイプの方です。頼むからがんばないでください。

まちょっとここんとこそんな人に遭遇して煮え湯を飲まされるような思いをしたので書いてるわけですが。まこういう方は多い。

てかもしかすると自分もそうかも。と思ってしまうのも特徴です。なんせイノシシ的な局面というのは「無自覚」とイコールですし、 もうちょっと洗練すると「公平な目で見てるけど実はものすごく偏ってる」 ことに無自覚という場合もあるからです。

典型的な最近の例がふとん叩いているオバハンですね。あれがイノシシの極北、 言い返れば北極イノシシです(言い換えになってない)。

自分が正しいが膨らみすぎて知らず知らずにラインを踏み越えると北極イノシシになるのですね。こわいですね。 頭おかしいですましてはなりません。あれから普通の人までの間のグラデーションがあるのですから自分も注意が必要です。 てどーしてもイノシシになりたいのか俺。

で、思い出した。もうかなり前ですがこの北極イノシシが隣に住んでいたことがあります。
自分史の中では暗黒時代といわれる(勝手に言ってる) 当社ですら空白期のコロです。

ちょっと長いですがおつきあいください(怒りの2部構成)。


 

ちょうど当時私は心身公私ともに最低の時期でベランダで煙草などすっていたりしておったのですが、数日後隣のごくごく普通の奥さんに 「煙草の煙が入ってきて困る」と注意されたのですよ。隣は引っ越してきてそんな立ってなくて初めて顔を知ったくらいの方だったのです。

なんちゅーか喫煙者は極悪人ですので、まあこれはすまんと謝って気をつけていたのですね。

するとまた来る。煙が入ってくる。と。
やーそんなハズは無いんですけどねえ。と言うと間違いない。とだって煙草吸ってるでしょう。と。

や。確かに吸ってはいますけども、そちらには入らないハズです。と。
まあ言ってもベランダで隣側でない方で、風向きに気をつけつつもまあそんなこともあるかも知れない。 とは思ったのですよ。(てか、策が消極的過ぎという話も)

それ以来、 ベランダは断念して部屋の中にして挙げ句の果てには気分が悪いので安物の空気清浄機まで社員価格で購入して対策を講じたわけです。 当時まだ高かったすよー。もうなんちゅうかもろもろに疲れておりましたのでね。

で、ちょっと落ち着いたかなと思ったくらいの時に大家がやってきて「隣が煙害で困ってるといわれた」と来たわけですよ。 ええええええええっ!ついに大家経由でクレームですわ。

もうハラ立ってしょうがないけどしょがないので大家にこれこれこうしている。と。空気清浄機まで買ったぞと見せると、 まあ問題ないですよねえ。とそらー問題ないさっ!

後で大家に聞くともう弱り果てて「ウチには小さい子供がいて非常に困る。 そちらの煙草で損害賠償求めたいくらいだ」と言われて事情を説明しても聞いてくれないです。と。

もうこの時点でウチではないことは明白なのですが、みなさんも亭主はどうした?と思われるでしょう。はい、 隣の奥さんではラチ開かないのである日たまたま家から出てきた亭主を発見してとっつかまえて話したわけですよ。

この亭主奥さんよかずっと年下で奥さんもぱっと見普通ですが亭主はもう大学生みたいなルックスで気も弱そうなんですね。 そいでわざわざ殺風景な我が家に上がらせ空気清浄機まで見せたのですね(なんせ高いのでできるだけ見せたい)。 すると「や、申し訳ない」と家内に説明ちゃんとしますから。と言ってくれたのです。

それが逆効果。

しばらくするとポストにマジックで書いた「煙草の煙がうんぬん」みたいのが入ってくるようになり、えーってなもんですよ。 紙ですよ紙。 時折やってきて怒ったり懇願したりという行動になり(ま、 ほとんど私会社だったんでそれはよかったわけですが、それで紙か)どんどんエスカレート。しそうな気配。

どうやら亭主も敵に回して孤立したように思ったらしいのですよ
こりゃあたまらんわい。と私も対策を講じるべくまずは事情を説明してそのマンションの反対側の隣の人とか下とか思いつく所に聞いたのですね。 そしたらアンタ全部煙草吸う人がいるじゃないですか。 ウチだってわけでもなさそうなんですよ。なぜ私ばかり攻撃するのかゼンゼわかりません。あたしゃ悪人顔か(そう)。

そいで大家さんに同行してもらってその家に直接対決。
亭主はもういつものように腰も低くあげてくれたのですが、肝心の奥さんは子供の世話が忙しいといって顔を出さない。もうなんちゅうか。 ホトホト困ります。

で、亭主にモロモロ調べるとこうだと。 大家も小さいお子さんがいるなら配慮するよう私の方から言いましょうと説明したとたんに奥からだだーんと出てきて、 なんで私とあなたの問題を近所までいいふらかすんだと、今度はこうですよ。

私より大家のオヤジが怒りましてね。あんた見当違いでちんさんに迷惑かけたのに謝りなさいといってくれたのですね。 そこですごい発言が出てきました。

それはそうかも知れないがすでに私らは謝った。と。

おーーー!?と思ったらそれは亭主をひっつかまえた時の事のようで、 それはおめーじゃなくて亭主が謝ったんだよ! すっごいっす。しかもその後エスカレートしたこともおかまいなしに「謝った事実(しかも亭主)」 をもってきてるのです。知らないうちに「I」からさりげなく「We」にしているのです(ちょっと洒落てて気に入りました。えへ)。 こわいっすこわいっす。

それよか私の恥を言いふらした事を今度は謝れみたいな話になって大騒ぎ。 というか騒がない人なので場内凍りつきましたですな。

布団でも叩いてくれれば善悪もわかりやすいですが、この普通の人という見かけとのギャップも大変オトロシく、 目にはうっすらと狂気すらカンジさせるではないですか。

さすがにそこでは亭主が男気を出して奥さんを叱りつけ、私にもうわかりました。と謝ってくれたのです。 その後ろで奥さんの恨みがましいこと。

で、私も性格は決して良くはないのですね。ついでに、
「もう私ココ出て行きますから安心してくださいねー」と言ったのです。

まだ2ヶ月あったのですが私は地元に帰ることを決めておりましたのでそういう意味で言ったのですが、ま、 順当に考えてあてつけと言えましょう(あてつけだな)。 当然、奥さん過剰反応をいたしましたが(キー!みたいなカンジ)、ま、 この人はイノシシなので決して自分のせいだとは思うまいとは思ったのです。

まあわずか2,3週間程度のことだったのですが、これで収まりました。

大家のちに曰く育児ノイローゼみたいな類かも。と。真実は不明ですが。こわいっすよねえ。
怖かったのは奥さんが浪々と自分の正当性を語ったのがいちおう理屈だっていて、ただ元々の出発点から間違ってるので全部違うよというだけでして、 なるほどこうやってイノシシ化するなら自分にもあるかもしらんという恐怖でございましたな。

この間会社の上司にも相談し「つくづくお前はついてないヤツだ」と、 なんの対策にもならんアドバイスを頂いた実に暗黒時代でありました。 でもそんな強烈な記憶さえ封印していたというのもこわいちゃこわい。

せめて誰か一緒にいてくれたら心強いのにと超せつないことを考えたことも告白しておきましょう。まあ、 いたら被害こうむっちゃうけどね。ぐすん。(思い出し泣き)

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