2005年11月21日

生まれて初めて自分を抱きしめたかった夜

実を言うとちょっと疲れ気味。

というのもモロモロ終わってヒマになったからではなかろーかと思われる。気を張らないとどっとくるのはこれとーぜんでございますね。

コレ幸いとあれこれやってたら疲れた(バカ)。

そーゆー時は注意しないといけない。なにかあるに決まっているからだった。
そしてあった(結論早い)。

とある飲み屋で飲んでいたのですね。その前の日も海外在住の友人がうららーと帰国して飲み翌日も飲んだ。 前のゴタゴタが終結祝いということで3人くらいでひっそりと(そういうカンジのゴタゴタなの)盛り上がって1人帰って残りの2人でもう一軒と、 ちょっとコジャレたバーのカウンターでちびちびしみったれた話をしておりまして。

で、隣に座っていたOL風の二人がどーもその片方がそのしみったれた話に興味を持ったらしく、時々「ふーん」とか「あー」 とか相づちを打ち始める。んー。混じりたいの?ってカンジで私の相方さんの方が話しかける。

2人は30代の女性でしかも片方の顔が見えないイソギンチャクみたいな髪の方は(どんなんだ) ほぼ酔いつぶれ寸前でもうかたっぽのフジテレビの菊間アナ似の方は(思えばココで不吉な匂いがする) 持てあまし気味。

というわけでほぼカウンターに突っ伏しているイソギンチャクを挟んで3人で「へー」とか「ほー」とか言いながら結構面白く話したのです。

それはよかった。

で、菊間ちゃんが「そろそろ終電だからヤバいすねえ」といいつつイソギンチャクをたたき起こして帰ろうとするが「うー」といって起きない。

じゃあ俺らも帰るから電車口までついていってあげる。と、ナイスなおじさんのフリをして(ここで判断ミス) フラフラのイソギンチャクをなんとか立たせて4人で店を出た。

「だーらヤだっつったっしょーーーー」
とか往来で叫ぶイソギンチャク。しかも突っ伏しているときは気づかなかったけどイソギンチャクデカかった。 180近くあるんじゃないかっつーくらいで、立ち上がるとイソギンチャクというよりアンドレザジャイアントみたいだった。

で、森の小人達で支えながら通りに出て信号を渡ろうとしたら、

「がお~~」
とアンドレが叫んだ。化けもんかっ!

でもがおーじゃなくて、気分が悪い様子。なんか最悪だね、と相方と目配せをした瞬間。
「がお~~」
と、えー大変汚い話で恐縮ですが下呂を道路に向かってお吐きになった。いけない。 そんなことをしてはいけない。たまたま車なんか停車しちゃいけない所に車が止まっているではないですか。アンドレ君が手をついているその車は、

えー。ベンツ。
えー。しかもガラスが真っ黒っす。

幸いボンネットではないですがリアタイヤの隅っこに割合ハッキリクッキリ分かりやすく痕跡を残されている。

キケンだわ僕らっ!

と、しばし呆然としていたらどーも反応がない。チッカンチッカンパーキングランプが点滅しているけど乗ってないみたい。

菊間ちゃんは事態をしっかり把握してるようで。

ヤバっ

とお叫びになった。程よく酔っぱらっていても分かる。とにかくこのアンドレザイソギンチャクを抱えてでもこの場を立ち去らねばならない。 と体制を整えたその瞬間。

前の角から明らかにスーツの着こなしがなってない方達がこちらにやってくる。
ああ、ドー考えても実にオーナーにふさわしいわ~。どーも「ヤ」のつく仕事の方ではないらしい。 けどマトモな方でもないらしい

私らはスーーーーーーーーーーっと何事もなかったかのようにその方達とすれ違い、横断歩道を渡った瞬間、

んなんじゃあああっ!

と雑踏の中から野太い声が響きわたった。
その瞬間ですよ。

アンドレいきなり走り出す。猛然と風のように。
のぉぉぉぉぉぉっ!
目立つよーなことをっ!どこにそんなパワーが残っていたかQちゃんかキミは。怒濤のロングスパートか。

キミは走る。
風のように走る。
菊間ちゃんも走る。
程よくアルコールが回ったおっさんは走れない。

んな事いってるばーいじゃなくて、とにかくデパートの影に入って様子を伺うが特にコレといった状況の変化はない。

ああ、危なかった。

と、思ったら私たちの脇をベンツががーっっっと怒ったように駆け抜けていった。

まあ、時間が経っていたので彼女たちを追いかけてるわけでもなく、単に怒っていただけでしょう(こええ)。

なんかショボショボ。挨拶もなく取り残されたオッサン二人は奢らせられるわ(まあ進んでハラった) 化けモンに手こずるわどきどきするわとエラい目にあってショボショボ。 電車の駅近くのクリスマスイルミネーション輝く公園でしゃがみ込みしょぼくれてたら、相方さんどっかで財布を落としていたのを気づく。

当然、来た道を戻っても無い。

私は地下鉄なので間に合うのだけど相方さんはJRでもう間に合わないという。しょうがないからタクシー代を貸す。けど、 これ返せって言いにくいわな~。

相方さん曰く
「ちんさん、よくない事の打ち上げってやっぱ良くないんですよ。気にしなくて大丈夫です。 僕は今日のことはなかったことにしたいと思います」と悲しく訴えた。

俺が悪いみたいにゆーなっ!

ホントに最悪の一日。
ヤバめのスーツの人たちには申し訳ない(けど逃げるわい)モラルに欠ける私ですがちょっと自分がかわいそーだと、抱きしめたくなりました。 ぐすぐす。

今回はかんっぜんに自分で不幸を呼び寄せてると思います。相方さんが。 ぐすぐす。

 

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