2005年07月08日

自宅から半径5kmチャンポンの旅。長崎亭。

チャンポンうめんだよ接客は悪いがメシは美味い。

どこまで美味いと人はどこまで接客に我慢できるか。
これは人類にとってのいくつかある最大の悩みのひとつと言えるでしょう。 最大つってなぜいくつかあるのかはここではおいておきましょう(命令口調)。

前回の横綱ラーメンの道を挟んで「長崎亭」という控えめに言ってきちゃない店があるのです。

よくあるっしょ国道沿いで看板の方がでかい小さな店。そんなかんじの「長崎亭」 ですがココいつも店の前には数台しか止まれない駐車場は昼飯時はいっぱい。ええ。市内でも遠方から足をのばす人も多い 「チャンポンのうまい店」として有名であり「ラーメンもかなりいける」 という評判のお店でもあります。

チャンポン。
なんと心躍る語感でしょうか。間に「・」を入れるとよりポップな感じも出ますね「チャン☆ポン」 でもいい(ぜんっぜん意味なし)英語風に当てるならchang pongとピンポンのように当てたいところです。 そしてまたウマイ。あの独特の太めのチャンポン麺もよいです。「やあちょっとチャンポンの麺はラーメン的には太いんだよねー」 と言った昔の同僚をはり倒したこともあります。違うモンだあらあ。 野菜もモリモリ入って便通にもよろしい(余計なことを)。大好きであります。

しかし噂には聞いていたのですが、私は一度も行ったことがありません。 曲がりなりにも長崎生まれとしては母親のチャンポンかいっそリンガーハットのそこそこのチャンポンでよろしいのです。 その日も私はラーメンを食べに行ったのです。国道沿いと言わずともわかるそのたたずまい

がらっとアルミの引き戸を引くと昼食時間を終わった店内はお客さんはパラパラ。 そして横長のカウンターの向こうにいる6人の従業員全員がこっちを見たのです。

なんか感じ悪い。

一応いらっしゃいませーとは言った。一瞬見た後視線をハズした。でもなんか感じ悪い。
店内は意外と広く座敷席もあってテーブル3つくらい。

とりあえずカウンターに座ると目の前で中華鍋を振っていた愛想皆無の歌丸みたいなオヤジが、視線をあわせずに「なんにしましょ」 と言うのです。はやっ。まだケツが椅子に接触するかしないかです

「チャンポン」

ああっラーメンなのに!勢いとは恐ろしいモノです。 この歌丸もびみょーに感じ悪いのですが、じゃあ接客が悪いのかというとそうとも言い切れないわけです。 「愛想がない」とも言えるのですがそういう風でもないのです。なんかよくわかんない。私の気の迷いがチャンポンといわせてしまったとしても、 なんかみょーに嫌な気になる。これが不思議です。

暇な時間だけに店内がフランスの午後のようにアンニュイだったせいもあるのでしょう(何言ってる) 。
しかし鍋を振る手は素早く他の白装束の兄さんたちもテキパキと動く、一番奥には巨大なタンスのような業務用エアコンが「今日は暑いでしょう」 と気遣うようにガオーっと白い息を私に吹き付けます。 ええ。冗談でも何でもなく気温差のせいか空気がゴジラみたいに白い息をガオーーーーーっと見事に足下に吐き出しているのです。 十分な気遣いなのになんかねえ。ガオー。

さてそのチャンポンがやってまいりました。

フレッシュ!おお。これが噂の。
私の知るチャンポンは野菜もスープも麺もいっしょくたに炊いたようなグズグズ感が魅力なのですが、見た目はフレッシュではないですか。 フレッシュ!この場合はあまり良い印象ではないとゆーことだ。

野菜をもりもり食べ麺をずるずるすすりちょっとスープを飲むと、これが意外とというか評判通りなかなかウマイ。

チャンポンはもともと豚とか鳥とかのスープにほんのちょっと醤油を効かせたスープなのですが、あれだよね。 そこにこう野菜をモリモリ入れているのでそのうま味がジワ~っと染みこんでこれがなあ、うまいよなあ(しゃべり方までグズグズにならんとも)。 長崎亭もスープがあっさりこっくりして美味いなあ。なかなか。

麺は本チャンよりちょっと固めでほんの少しポソっとした感があるのですけどよい香り。
不思議なものでこの麺とこっくりスープが気に入れば、フレッシュ野菜もこれはこれでいいじゃないかホッホッホとなるものです。

なるほどねえ。こう豪華な感じではないですがサクっと食べたいあまり体に良さそうじゃないテイストで良い感じではないですか。

味わってからよかったよかった。 とタバコを一本吸っているとスチャダラパーのボーズみたいな別の人がカウンターからまた座敷用のドンブリを両手に持って出てくる刹那、 私を白目がちに見やっていくわけです。んでそっちを見るとクーラーがガオーっと盛大に息を吐いております。

うーん。うーん。うーん。

というわけで、冒頭の人類の謎について思い当たったわけです。
まあ、あれか。向こうがどうこうじゃなくて俺が怪しいだけなんか。なんかハラ立つなそれ(自分内でふくらませている)。

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